節約は“固定費”からが最短ルート
「どこから節約を始めればいいか分からない…」なら、固定費の見直しが最優先です。
一度の見直しで毎月自動的に支出が下がるため、効果が長続きします。
本記事では、固定費の定義→見直しのメリット→具体策→注意点→使い道まで、順に解説します。
1. 固定費とは?(節約のカギ)
固定費:毎月ほぼ一定して発生する支出
変動費:食費・外食・レジャーなど、月ごとに変動する支出
主な固定費例
-
住居関連:家賃・住宅ローン・管理費/共益費・駐車場代
-
保険料:生命保険・医療保険・火災/自動車保険 など
-
通信費:スマホ・インターネット回線
-
エネルギー:電気・ガス(プラン・契約によって変動)
-
サブスク:動画/音楽配信・クラウド・オンライン学習 など
一度見直せば翌月以降も自動で節約が継続するのが固定費の強みです。
2. 固定費を見直すメリット
-
効果が長く続く:スマホを月5,000円削減できれば、年6万円の負担減(※一例。契約/利用状況により異なる)。
-
節約インパクトが大きい:変動費の我慢より、一度の手続きで大幅削減が狙える。
-
ストレスが少ない:日々の“我慢”が不要で、継続しやすい。
3. 固定費の見直しポイント&具体例
① スマホ・ネットの料金プラン
-
やること:データ容量/通話の利用実態を確認し、自分に合うプランへ。MVNOやオンライン専用プランで大幅削減できる場合あり。
※例:月8,000円 → 月3,000円(差額5,000円、年6万円の一例) -
注意:容量不足で追加購入が増えると逆効果。速度/エリアも事前に確認。
② 保険(生命・医療・損害)
-
やること:保障の重複/過不足を点検。不要な特約を外し、必要保障に絞る。
-
例:月15,000円 → 月8,000円(差額7,000円、年8.4万円の一例)
-
注意:安さだけで切り替えず、保障内容・免責・更新条件を比較。見直し前後の空白期間を作らない。
③ 電気・ガス(料金プラン/契約の最適化)
-
やること:料金表・時間帯別単価・セット割を比較し、使用量に合うプランを選択。
※例:月12,000円 → 月10,000円(差額2,000円、年2.4万円の一例) -
注意:地域・季節・使用量で差が大きい。違約金/手数料や再エネ料など付帯費も確認。
④ サブスクリプション(“使っていない”の棚卸し)
-
やること:直近3か月の利用有無を確認し、1社に統合または一時解約。
※例:2社→1社で 月1,000円削減(年1.2万円の一例) -
コツ:視聴する時期だけ再契約する“オン/オフ運用”。解約期限・自動更新日に注意。
⑤ 住居関連(可能なら)
-
やること:更新時の条件交渉、管理費/駐車場の見直し、相場より高い場合は引っ越し検討。
-
注意:引っ越し費用や初期費用を含む総コストで損益分岐を試算。
4. 3ステップで実行(最短で効果を出す)
-
現状把握:通帳/アプリで固定費の一覧表を作成(月額・更新月・解約条件)
-
優先順位:削減効果が大きい/更新が近い順に実行順を決定
-
自動化:切替後は支払い方法の一本化・自動積立で“浮いた分”を取り崩さない仕組みへ
ワンポイント:更新月・違約金・最低利用期間は必ずメモ。
解約/切替のToDoリストを作ると失念防止になります。
5. よくある落とし穴(必読)
-
違約金や手数料を見落とす
-
安さ重視で品質(速度/保障/サポート)が不足
-
サブスクの自動更新を止め忘れ
-
電気・ガスで使用量と単価の相性が悪く、想定より削減できない
-
保険見直しで必要保障まで削ってしまう
節約は品質とのトレードオフ。総額/総合満足で判断しましょう。
6. 浮いたお金の“賢い使い道”
-
生活防衛資金:まずは数か月分の生活費を現金で確保
-
高金利負債の返済:金利の高い借入は優先返済が有利
-
積立投資/教育・スキル投資:自動積立や学習で将来の可処分所得を増やす
-
副業の初期費用:道具/学習/検証に回すのも有効
参考:副業の始め方ガイド → https://money1okuen.com/sidejob-recommendation
金融商品・制度は変更されます。実施前に最新の公的情報や各社資料をご確認ください。


コメント