1.FXとは
FX(Foreign Exchange/外国為替証拠金取引)は、異なる通貨を売買し、その為替レートの差で損益が生じる取引です。
例)1ドル=100円で1,000ドルを買い、1ドル=110円で売る → 10円×1,000ドル=1万円の評価差(手数料・スプレッド等は別途)。
FXの特徴として、証拠金を担保により大きな取引を行える「レバレッジ」があります。
少ない資金でも損益が大きく動く一方、損失も拡大し得るため、資金管理とルール化が不可欠です。
※国内店頭FXの上限は原則25倍(変更される場合あり)。
2.FXの仕組み
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通貨ペア:例)USD/JPY(米ドル/円)、EUR/USD(ユーロ/米ドル)、GBP/JPY(英ポンド/円)
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買い(ロング):ベース通貨の上昇を見込む取引
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売り(ショート):ベース通貨の下落(相手通貨の上昇)を見込む取引
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スプレッド:買値と売値の差。実質コストのひとつ
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取引時間:平日ほぼ24時間(日本時間:月曜朝〜土曜早朝)。指標や要人発言で変動が大きくなることあり
価格が上がっても下がっても機会はありますが、方向を外せば損失。ポジションサイズ・損切り幅を事前に決めましょう。
3.FXのメリットとデメリット
メリット
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少額から開始できる:証拠金に応じて取引量を調整可能
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平日ほぼ24時間:本業後の時間帯でも取り組みやすい
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上げ下げの両方向に戦略:買い・売りのいずれも選べる
デメリット/主なリスク
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レバレッジで損失拡大:想定外の値動きで証拠金を上回る損失に至る可能性
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ロスカット:証拠金維持率が基準を下回ると強制決済(損失確定)
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イベント変動:経済指標・要人発言・地政学等で急変・ギャップが起こり得る
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心理負荷:短期の値動きに翻弄されやすい
ロスカットは損失の拡大を防ぐ仕組みですが、“防波堤”であって損失ゼロの保証ではありません。低レバレッジ運用と事前の損切り設定が基本です。
ロスカットとは?
証拠金維持率が一定の基準を下回ったときに、取引会社が自動でポジションを強制決済して、これ以上の損失拡大を防ぐ仕組みです。
かんたんに言うと、資金の“安全装置”。ただし“損失ゼロの保証”ではありません。
まず覚える3つの用語
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証拠金(預けたお金):取引の担保。
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必要証拠金(その取引に必要な担保):建玉の大きさで決まる。
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有効証拠金(いま使える余力):口座残高 ± 含み損益。
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証拠金維持率 = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100(%)
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価格が逆行すると含み損が増え、有効証拠金が減り、証拠金維持率が下がる → 基準を割るとロスカット。
流れ:アラート → ロスカット(例)
※ 基準値は会社で異なります。以下はあくまで例です。
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アラート(マージンコール):維持率 100% を下回ると警告。
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ロスカット:維持率 50% を下回ると自動決済。
→ いきなり大きく動いた場合は、アラート前にロスカットになることも。
具体例(数字でイメージ)
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証拠金:10万円
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USD/JPY を 1万通貨「買い」
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必要証拠金(例):4万円(※倍率や会社で変わる)
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スタート直後:含み損益 0 → 有効証拠金 10万円
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証拠金維持率 = 10万円 ÷ 4万円 ×100=250%
ここから1円の下落で含み損は約1万円。
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有効証拠金:9万円
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維持率:9万円 ÷ 4万円 ×100=225%
さらに下がると維持率は下がり、基準割れで強制決済になります。
ポイント:建玉(ロット)が大きいほど必要証拠金も含み損の増え方も大きく、ロスカットに近づきやすい。
「損切り」と「ロスカット」の違い
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損切り:自分で置く逆指値注文。
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ロスカット:会社が発動する最後の安全装置。
目安:自分で損切り(小さく負ける)を決めておけば、ロスカット(大きく負ける)に追い込まれにくい。
ロスカットを避ける5つの基本
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低レバレッジ:最初は実効レバ2〜5倍目安(個人差あり)
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ロットを小さく:1回の損失を**口座の1〜2%**以内に
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逆指値の常設:エントリーと同時に損切りラインを置く
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余力を厚めに:入金直後の“ギリギリ運用”はしない
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イベント前は縮小:指標・要人発言・週末持ち越しに注意(窓開けで滑ることがある)
4.初心者がFXを始める方法
ステップ1|取引会社を比較・口座開設
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比較ポイント:コスト(スプレッド/手数料)・約定力・ツールの使いやすさ・情報提供・サポート
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口座開設では本人確認が必要。二段階認証を忘れずに設定
ステップ2|通貨ペアとルールを決める
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初心者は流動性の高いUSD/JPY、EUR/USD、AUD/JPYなどから
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ルール例:レバレッジ×倍以内/1回の損失は口座の1〜2%以内/指標前後は新規を控える 等
ステップ3|小額で実践→記録
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いきなり資金を増やさず、最小ロットで練習
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エントリー理由・損切り理由・結果を取引ノートに記録して改善
可能ならデモ口座でツール操作を慣らしてから本番へ。
5.収益が生じる主な仕組み(“稼ぐ”より“構造を知る”)
① 為替差(キャピタルゲイン)
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例)1ドル=100円で1万ドル買い → 105円で売り
損益目安:5円×1万ドル=5万円(コスト除く) -
注意:逆行時は同じ幅だけ損失。必ず損切り幅を設定し、ロットは資金に対して小さく。
② スワップポイント(⾦利差相当)
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通貨ペアの**⾦利差に基づく調整額**が受取/支払として発生する場合あり。
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注意:日々変動し、相場状況で受け取り→支払いに転じることも。高スワップ通貨は価格変動が大きい傾向があり、トータル損益は為替変動+スワップで判断。
いずれも元本割れの可能性があります。利回りや金額は保証されません。
6.FXを始める際の注意点(リスク管理)
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低レバレッジ:最初は実効レバレッジ2〜5倍程度を上限目安に(個人差あり)
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損切りの固定:1回の損失を口座残高の1〜2%以内に制限
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イベント把握:重要指標・要人発言・休日はスプレッド拡大や窓開けに注意
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システム/通信:通信障害・サーバ混雑時は想定外の滑り(スリッページ)も
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税務:利益が課税対象になる場合があります。最新の公的情報や専門家で確認を
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