最近、友だちやSNSで「仮想通貨」という言葉をよく耳にしませんか？
「なんだか気になるけど、難しそう…」と思っている方も多いと思われます。
仮想通貨は初心者でもポイントを押さえると、理解しやすくなります！
仮想通貨の基本的な仕組み、メリット・デメリット、そして始め方を紹介していきます。
これを読めば、仮想通貨のことが分かり、初めの一歩を安心して踏み出せるようなるのではないかと思います。
1. 仮想通貨とは
仮想通貨の基本的な意味
仮想通貨(かそうつうか)とは、インターネット上で使えるデジタル通貨です。
日本円や米ドルのような「法定通貨」とは異なり、実際の紙幣や硬貨が存在せず、すべてデータとして管理されています。
代表的な仮想通貨には以下のようなものがあります。
- ビットコイン(BTC)：最も有名で、初めて登場した仮想通貨
- イーサリアム(ETH)：スマートコントラクトという仕組みが特徴
- リップル(XRP)：銀行間の送金システムに強み
仮想通貨は、ブロックチェーン技術を使って取引が記録され、改ざんが困難な仕組みになっています。
2.仮想通貨の仕組み
仮想通貨の取引は、銀行などの中央管理者を必要とせず、分散型ネットワークで運用されます。
これを支えるのが「ブロックチェーン技術」です。
ブロックチェーンとは？
ブロックチェーンとは、取引データをブロックにまとめ、チェーンのように連結して記録する技術です。
すべての取引履歴が透明かつ分散管理されているため、セキュリティが高く、不正が起こりにくいのが特徴です。
たとえば、ビットコインでは、取引が10分ごとにまとめられて「ブロック」に記録されます。
この記録は世界中のネットワークで共有され、改ざんがほぼ不可能です。
3.仮想通貨のメリットとデメリット
メリット
①：送金が早くて安い
仮想通貨を使えば、海外送金も数分で完了し、手数料が銀行より安く済むことがあります。
②：資産運用の手段になる
仮想通貨は投資対象として人気があります。
ビットコインのように価格が大きく変動するため、資産を増やすチャンスがあります。
③：誰でも取引可能
銀行口座を持たない人でも、インターネット環境があれば仮想通貨を使った取引ができます。
デメリット
①：価格変動が激しい
仮想通貨は価格変動が非常に激しく、短期間で大きく価値が変わることがあります。
そのため、リスクを十分に理解する必要があります。
②：セキュリティリスク
仮想通貨はインターネット上で管理されるため、ハッキングや詐欺被害のリスクがあります。
実際に過去にはいくつかの大きな事件が発生しており、ニュースにもなっています。
マウントゴックス事件(2014年)
日本に拠点を置いていた取引所「マウントゴックス」がハッキングを受け、約85万ビットコイン(当時の価値で約470億円相当)が流出しました。
この事件は、仮想通貨市場に大きな衝撃を与えました。
コインチェック事件(2018年)
国内大手取引所「コインチェック」がハッキングされ、約580億円相当のNEM(ネム)が流出しました。
この事件をきっかけに、日本国内での仮想通貨取引所に対する規制が強化されました。
こうした過去の事例を踏まえ、自分の資産を安全に守るための対策が非常に重要です。
特に、ウォレット(仮想通貨を保管するデジタル財布)の利用や、二段階認証の設定など、セキュリティ対策はしっかり行うことは大切です。
③：規制が不安定
各国で規制が異なり、法律の変更によって取引が制限されることもあります。
日本では一定の規制がありますが、海外では規制が緩い国もあり注意が必要です。
4.初心者が仮想通貨を始める方法
仮想通貨を始めるのは思ったよりも簡単です。
以下の手順を参考にしてください。
①：取引所の選定
まずは、仮想通貨を購入・取引するための取引所を選びます。
日本国内の有名な取引所は以下の通りです。
- ビットフライヤー(bitFlyer)
- コインチェック(Coincheck)
- GMOコイン
ポイント：初心者は日本円で簡単に購入できる国内取引所を選びましょう。
②：口座開設
取引所で口座を開設します。
本人確認書類（運転免許証やパスポートなど）の提出が必要です。
③：購入する仮想通貨を選ぶ
ビットコインをはじめ、イーサリアムやリップルなど自分が興味のある仮想通貨を選びましょう。
初心者はまずビットコインから始めるのが無難です。
④：購入・保管
購入後は、取引所にそのまま保管するのではなく、ウォレットを利用して安全に管理することをおすすめします。
5.仮想通貨を始める際の注意点
仮想通貨を始める際には、いくつかのポイントに注意しましょう。
・小額から始める
最初は無理せず、余裕資金で少額から投資を始めましょう。
・詐欺やハッキングに注意する
不審なメールや怪しい取引所には十分注意してください。公式サイト以外での取引は避けましょう。
・税金について理解する
仮想通貨で得た利益は雑所得として課税対象になります。確定申告を忘れずに行いましょう。
6.仮想通貨でどうやって稼ぐ？
仮想通貨はさまざまな方法で収益を得ることができます。
ここでは代表的な3つの方法を紹介します。
①：売買で稼ぐ(キャピタルゲイン)
最もシンプルな方法は、売買による差益を狙うことです。
価格が低いときに買い、高くなったときに売れば利益が得られます。
例
ビットコインを1BTC＝300万円で購入
→ 1BTC＝400万円で売却
→ 100万円の利益
価格変動が大きい仮想通貨ならではのチャンスですが、その分リスクも伴います。
短期売買(デイトレード)や、長期保有(ガチホ)など、投資スタイルに応じた戦略が必要です。
②：配当金のような報酬を得る(ステーキング)
仮想通貨の中には、ステーキングという仕組みを活用して保有するだけで報酬が得られるものがあります。
銀行の預金金利のような感覚で、一定の年利がもらえるのが特徴です。
主なステーキング対応通貨
- イーサリアム(ETH)
- カルダノ(ADA)
- ポルカドット(DOT)
ステーキングの年利は通貨によって異なりますが、年3％〜10％程度が一般的です。
ただし、通貨の価格自体が変動するため、利益が確実に保証されるわけではありません。
③：貸し出して稼ぐ(レンディング)
仮想通貨を他の人に貸し出すことで利息を得る方法もあります。
レンディングを提供するサービスを利用すれば、手軽に仮想通貨を運用できます。
- 貸し出し利率：年利1%〜10%程度(通貨とサービスによる)
- 主なレンディングサービス：Binance、GMOコインなど
この方法は比較的リスクが低く、仮想通貨を使わずに放置するよりも資産運用の幅が広がります。
まとめ
仮想通貨は、初心者にとって難しそうに思えるかもしれませんが、基本的な仕組みを理解すれば初心者の方でも始めることが可能です。
まずは信頼できる取引所で少額からスタートし、無理のない範囲で取引を楽しみましょう。
この記事が、仮想通貨への一歩を踏み出す手助けになれば幸いです。
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